2019年8月8日から世界一周の旅に出て、半年間で24ヵ国を訪れて、2020年2月2日に帰国しました!
世界一周中に何度か体調を崩すことはあったものの、特に大きなトラブルもなく、無事に帰国できました。
会社を辞めて世界一周の旅に出て良かったと思うにも書きましたが、会社を辞めてまで世界一周したことは間違っていませんでした。
世界一周を終えた今、「世界一周して本当に良かったな」と言い切れます。
この記事では、ぼくが世界一周で得たものや、今後のことをまとめました。
目次
どんな世界一周をしていたか?
日数:170日間
訪問国数:24ヶ国37都市
ルート:西回り
世界一周する話を周りにした時に、「なんで世界一周するの?」とよく聞かれましたが、何か大きな理由があったわけではありません。
元々海外が好きだったことに加えて、純粋に「若いうちにたくさん海外に行ってみたかった」という、好奇心から来たものが大きな理由です。特にテーマがあったり、何か特別なことをしながら旅していたわけではありません。
世界一周の1ヶ国目は、旅人の聖地と言われるタイのバンコク。タイから東南アジアを回り、ヨーロッパ、アフリカ、途中でセブ留学を挟み、東アジア、北米、中南米のルートで、世界一周をしました。
最後に訪れたのは、世界一周のハイライトといえるマチュピチュやウユニ塩湖に行き、半年間の旅を終えました。
ぼくにとって世界一周は、今までの人生で最も充実した期間であり、とても貴重な経験でした。
世界一周のハードルは思ったより高くない
ぼくは世界一周をする前から、世界一周をすることを周りに話していました。その度に「すごいね」と言わたり、驚かれたりすることが多かったです。
確かに海外に行ったことない人や、世界一周したことない人からするとそう思うかもしれません。しかし、世界一周なんてすごくないし、多くの人が思ってるよりハードルは高くありません。
短期の旅を長く続けているだけですからね。
よく「学生は時間があるけどお金がない」「社会人はお金はあるけど時間がない」と言います。
しかし、本気で世界一周したいと思っているなら学生ならアルバイトして貯金するか、可能なら親からお金を借りて世界一周できます。
社会人なら会社を辞めるか、会社が許すなら休職して海外に行けばいい(これ、実際にたまにいます)かなと。
「そんなに簡単な話じゃない」と思うかもしれません。
しかし、ぼくが世界一周中に出会った学生や、会社を辞めて世界一周をしてた人は、みんなお金や時間を何とか捻出して、海外に来てた人ばかりでした。
ぼくもそうでした。本気で世界一周したいと思うなら、お金や時間の問題に向き合うはずだし、できないというのはそこまでの気持ちではないんだと思います。
お金や時間はもちろん大切ですが、一番大切なのは一歩踏み出す気持ちなんじゃないかと。
半年間の世界一周で得た5つのもの
ぼくが半年間の世界一周で得た5つのものを紹介します。
多くの人との出逢い
ぼくが世界一周して一番良かったことの一つが、人との出逢いです。世界一周中に年齢や職業、国籍が違うさまざまな人に会ってきました。
学生から社会人、フリーランス、留学生、ワーホリで来てる人、移住者、定年退職後に世界一周してる人など、みんなバラバラでした。
ぼくは社会人になってから一人旅が多くて、最近はそれに慣れていて、それで割と満足していました。ただ、世界一周をして誰かと一緒にどこかに出かけたり、感動を共有したりするのは、良いことだなと思いました。
マチュピチュやウユニ塩湖の絶景を一人で見ても、面白くなかったはず。また、どんなにおいしいものを食べても一人で食べるより、誰かと感動を共有をすることの方が段々楽しくなっていました。
世界一周が充実していたのは、ただ絶景が見れたことやおいしいものを食べることができたからではありません。
その要素も0ではないですが、世界一周で出逢った人達と楽しい時間を共有できたから、より充実した旅になったのだと思います。
世界一周を通して年代関係なく今後も関係を築いていきたいと思う人に出会えたことは、ぼくにとって一番大きな財産です。
日常の「当たり前」に感謝できるようになった
ぼくが世界一周をして一番良かったことは、日常の当たり前のことに感謝できるようになったことだと思っています。
日本では当たり前のことが、海外では当たり前ではないこともあります。初めは、それに対してストレスや戸惑いを感じることも多々ありました。
例えば、日本では以下のようなことが当たり前ですが、海外では違います。
- 水道水が飲める
- トイレは基本的に無料で使える
- 食事は衛生的
- 治安が良い
- シャワーの水圧は強く、お湯がちゃんと出る
- 気軽にスーパーやコンビニに行ける
- 仕事が豊富にあり、職を失うことはない
- お店ではちゃんと列に並ぶ
- 交通マナーが良い
- 野菜が食べられる(肉ばかりの国もあるw)
- 犬にビビらくて済む(海外は狂犬病のリスクがある)
日本に帰ってきてまだ数日ですが、水道水は飲めるし、マナーは良いし、仕事ないなんてこともない。
携帯をポケットに入れてても盗まれることはないし、(やってないけど)。何か買いたい物があれば、フラッとスーパーやコンビニに行けることの幸せを感じます。
世界一周する前はこんなこと当たり前過ぎて何も感じませんでしたが、帰国して日常の些細なことにも感謝できるようになれました。
帰国して、最初に食べたおにぎりと味噌汁のおいしさに感激しました。笑
多様な考え方や価値観に触れられた
海外に行けば、当然日本人と外国人とで考え方や価値観が違います。それは行く前から分かってはいましたが、いざ海外に長く行くと驚くこともありました。
例えば、オランダでは大麻と売春が合法ですが、こうすることによって逆に治安や秩序を保っていると聞きました。
また、フィリピンでは何よりも家族を一番を大切にするのが一般的な考え方で、たとえ仕事があっても家族に何かあれば家族を優先します。
大麻や売春は日本では完全にアウトですし、家族より仕事を優先しがちな気もしますが、各国を周ってこんな考え方や価値観もあるんだと思うようになりました。
国によって考え方や価値観が全く違うので、その違いに触れるのはとても興味深いことでした。
多くのことに寛容になれた
海外に行くと、良くも悪くも心が寛容になれるんじゃないかと思いました。
どういうことかというと、日本人ほど真面目ではないんですよね。
- お店に行っても対応が丁寧ではない(よく聞くやつ)
- お客さんがたくさん並んでるのに急ぐ素振りを見せない
- 仕事中に堂々と人前で携帯をいじってたり、寝てる人もいるw
- バスや電車が平気で遅れるのは当たり前
- 赤信号でも止まらない(信号の意味w)
海外ではこんなことが日常茶飯事です。(全ての国や人に該当するわけではないですが)
日本人は生真面目なのであり得ないことばかりですが、海外に来てるとちょっとのことでカリカリしてたら身が持ちません。笑
彼らを見てると、もう少し緩く生きてもいいんじゃないかと思えてきました。
「郷に入ったら郷に従え」ということわざがありますが、日本を出たらその国のやり方や考え方にこっちが順応していくことが大切だなと思いました。
戻りたい場所ができた
世界一周をして、戻りたい場所がたくさんできました。世界一周中にお世話になった日本人宿や、セブで留学していたクロスロード、印象に残った観光地、お気に入りのお店やカフェなど…挙げたらキリがありませんが。
会いたい人と少し被りますが、しばらくしたら、また今まで行った場所に行きたいなと思ってます。いい
世界一周を終えた今思うこと
世界一周を終えた今感じるのは、「やり切った!」という達成感と「もっと旅をしたい」という気持ちです。
世界一周をする中で「もっと色々な場所に行きたい」「まだ見てない世界を見てみたい」という気持ちが強くなってきました。
世界一周して、世界一周みたいに一気にたくさん旅するというより、自分が好きな時に好きなタイミングで行きたいところに行けたり、会いたい人に会えるのが幸せだということに気付きました。
もっと知らない世界を見るためにも、好きな時に会いたい人に会えるようになるためにも、今はその準備期間に充てていこうと考えています。
世界一周を終えて。これからのことと今の目標
世界一周を終えて満足する人もいるかもしれませんが、ぼくは全然満足していません。
もちろん世界一周は楽しかったですが、むしろ「もっといろいろな世界が見たい」「行ったことない場所に行きたいと」という好奇心が勝ってます。
正直、食事や建物に飽きて日本に帰りたくなる瞬間もありましたが、やっぱり旅は面白いし、もっと旅したい気持ちが強くなる一方でした。
そう思ってる時に、以前受けていた田舎フリーランス養成講座(現ワークキャリア)の新しい講座で、旅に特化したトラベルライター養成講座が2月に開催されるという情報をTwitterで見かけました。
実は今、世界一周を終えた足でそのままこの講座に参加しているのですが、今まで以上に旅しながら稼げるようになりたいと思い、今回講座を受講することに決めました。
まずは今取り組んでるライティングと以前からやっているアフィリエイトにしばらく没頭します。
しばらくは日本にいて、スキルアップと稼げるようになってゴールデンウィーク前後から夏頃まで旅を再開しようと思ってます。
恐らく、東南アジアと中央アジア、ヨーロッパでまだ行ったことない国に行こうと考えています。(あくまで予定ですが)
最後に、世界一周中にぼくに出逢った方々、ありがとうございました!
みなさんとまた世界のどこかで会えたら嬉しいです。まだ旅中の方はお気を付けて!
それでは!