- このまま今の仕事を続けていても先が見えない
- 今の働き方を変えて、もう少し時間に余裕を持ちたい
- 転職や副業を考えている
仕事をしていれば、年齢や雇用形態に限らず、誰にもさまざまな悩みがありますよね。
ぼく自身、今まで2回の転職や副業、フリーランスになるなど、働き方が大きく変わる経験をしました。
この記事では、ぼくが今まで読んできた本の中で、これからの働き方や生き方について考える上で役立ったおすすめ本を10冊ご紹介します。
特に、以下のような方に向けて書きました。
- 転職を考えてる人
- 今後のキャリアを模索してる人
- 今の仕事や働き方に悩んでる人
- 副業やパラレルワークに興味がある人
この記事を読み、自分のキャリアをより良くしてもらえるきっかけになれば嬉しいです!
目次
今後の働き方・生き方を考える際に役立つ本10選
未来の働き方を考えよう/ちきりん
これからの働き方について知りたいならまずはこの1冊。
良い大学に入って、親が喜ぶような会社に入って、定年退職して…といった人生設計はもう成り立ちません。
これはぼくらの親世代までの話。
これからは、平均寿命が長くなることが予想され、70歳を超えても働く可能性が高くなります。
また、グローバル化やIT化で働く環境が変わってきます。
悲観的にならずに、長い職業人生を楽しみながら働くためにはどうすればいいのか、キャリア形成していく上でのヒントが詰まっています。
従来通りのキャリアプランで上手くいくと思っている人にこそ、読んでほしい1冊です。
あたらしい働き方/本田直之
自分に合った働き方の指標を知りたいならこの1冊。
レバレッジ・リーディングなどのレバレッジシリーズで有名な本田直之さんが書いた、新しい働き方について分かる本です。
この本には、著者の本田さんが実際に取材した多様な働き方をしている企業が取り上げられています。
巻末には、自分に合った会社選びの基準と新しい働き方をするのに必要なスキルが書いてある紙が挟まれていて、それらを照らし合わせながら、自分に合った企業選びの軸を見つけることができます。
結構見ていると、今の働き方が本当は自分が望んでいる働き方と合ってなかったりします。
自分に合った働き方が何なのか分からない人には、参考になる1冊です。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉/リンダ・グラットン
全世代必読!世界的ベストセラーにもなった働き方革命の本。
この本に書かれていることが単なる未来予測ではなく、本当に現実化しているのがすごいところです。
これからの働き方がどう変わっていくのか?何が起きるのか?備えることは何なのかが分かります。
大事なポイントは、70歳を超えても働くことを想定し、絶えず専門技能を高めていくことです。
全世代ににおすすめできる、働き方本の1冊です。
ライフ・シフト―100年時代の人生戦略/リンダ・グラットン
人生100年時代をどう戦略的に生きていけばいいのかが分かる1冊。
ざっくり言うと、100年生きる人生をどう戦略的に生きるのかについて書かれています。
「2007年に日本に生まれた子どもの50%は107歳まで生きる」と書いてあったのに衝撃を受けましたが、今20代の人も100歳近くまで生きる可能性がとても高いそうです。
100年という長い人生に何が必要なのか、やるべきことは何かが分かります。
各世代別に例が載っていて、一番近い世代と照らし合わせてみると参考になります。
ライフ・シフトも全世代必読の本で、先述した「ワーク・シフト」と合わせて読むことで理解が深まりますよ。
2022―これから10年、活躍できる人の条件/神田 昌典
世の中の流れやトレンドを知ることが大切だと気付く1冊。
マーケターで数多くの本を出してる神田さんが、これから先10年で活躍できる人の条件について書いた本です。
この本では、時代の流れやトレンドを知ることがいかに大切かが理解できます。興味深いのは、歴史のサイクルは70年毎に転換期を迎えているんだとか。
このサイクルがぼくらの仕事や働き方にも少なからず影響を及ぼしていて、無視できない話だと思いました。
2012年Amazonビジネス書ランキングで1位になった本で、20代~30代の若い人に特におすすめの1冊です。
僕は君たちに武器を配りたい/瀧本哲史
20代必読!コモディティ化しないためにも何をすべきかが分かる1冊。
この本の内容は、著者の滝本さんが京都大学で語ったことを本にしたものです。
この本の中で取り上げられている印象的な言葉が「コモディティ」。
コモディティとは、商品の品質に大した差や違いがないことです。電化製品が良い例ですね。
それが今、人材でも起きていると著者の瀧本さんは言っています。
例えば、単純な事務作業しかできない人や語学しかできない人は、今後機械やロボット、外国人労働者に仕事を奪われるなんて話を聞いたことがあると思います。
こういう人は、ますますコモディティ化していき替えの利く人材になってしまうとのこと。
ぼくもこの本を読んだ時、このままだと100%コモディティ化するなと思いました。
「そうならないためにどうすればいいか」「何をしていくべきか」が書かれています。
特に20代や30代の人は、今の自分と照らし合わせて読むことをおすすめします。
「キャリア未来地図」の描き方/原尻 淳一・千葉 智之
「ライスワーク」と「ライフワーク」に相乗効果をもたらすことの大切さが分かる1冊。
仕事と趣味や好きなことを切り離して考えるのではなく、その2つを大切にしながら、相乗効果をもたらしていこうという考え方です。
ライスワークばかりの人生はつまらないですが、ライスワークだけでは生きていけません。そこでまず行ないたいのが、ライフワークに種蒔きをすること。
本書でも、ライフワークを育てていくことの大切さを推奨しています。
自分の仕事と趣味や好きなことをどう繋げていけばいいのか、ライフワークも大切にするメリットなどが分かりますよ。
その幸運は偶然ではないんです!/J.D.クランボルツ
キャリアを考える上で「計画的偶発性」という考え方の大切さが分かる1冊。
この本で提唱されているのが、「計画的偶発性」という考え方です。これは、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定されるというものです。
この本には、偶然起きたことで今のキャリアが形成されている人の実話が、いくつか載っています。
ぼくがこの本を読んで思ったのは、キャリアプランや目標を持ちつつもそれらに縛られるのではなく、時には偶然に身を任せることも大切だということ。
キャリアを考える上で、戦略的に何をやって、どんなスキルを身に付けるかを考えることも良いです。しかし、時には偶然に身を任せるという視点も取り入れてもいいかもしれません。
自分のキャリアを今まで戦略的に考えてきた人にこそ、おすすめしたい一冊です。
人生が変わる2枚目の名刺: パラレルキャリアという生き方/柳内啓司
人生を豊かにしてくれるパラレルキャリアをするメリットが分かる1冊。
副業は、どちらかと言うとサブ的な意味合いやお小遣い稼ぎに近いイメージですが、複業はサブではなく、メインの仕事が複数あるようなイメージです。
最近では、このような働き方のことをパラレルキャリアと言ったりします。
まさに柳内さん自身が、二足の草鞋を履くような働き方をしています。
最近、ぼくの周りにも会社員でもパラレルキャリアをしている人が増えてきていますし、ぼくもそうです。
この本を読めば、一つの仕事しかやらないリスク、複業をやるといい理由や複業のメリットについて分かります。
今、働き方の多様化が進んでいて、これからますますパラレルキャリアをする人が増えてくるんじゃないかと思います。
今の仕事は嫌じゃないけど、他にもやりたいことがある人やパラレルワークに興味がある人におすすめです。
会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術/藤田 晋,安藤 美冬,中村 貞裕,楠本 修二郎,山本 由樹,坂野 尚子,和泉 昭子,村尾 佳子
会社に依存せずに生きていくことがいかに大切かが分かる1冊。
サイバーエージェントの藤田さんやフリーランスとして活躍する安藤美冬さんなど各分野で活躍する方の仕事術について学べる1冊となっています。
キャリアの観点で言うなら、1章のキャリア術と2章の人脈術が参考になります。
個人的に印象的だったのは、以下の言葉です。
- 何をするかよりもどんな生き方をしたいか?
- 100×100×100で100万人の1位になる」
- ウィークタイを大切にする
これらの考え方は、今までの自分にはない新しい視点でした。本書には、これからのキャリアを考える上で参考になる考え方がたくさん書かれています。
働き方を見直したい人や、今の働き方に満足してない人におすすめの一冊です。
自分の人生は自分で舵を切ろう
どの本も今後の働き方や生き方を考える上で欠かせない本ばかりです。
不満を言いながらダラダラと働いていたり、理想の働き方ができてなかったり、他にやりたいことがあるのにできてない人は、今回紹介した本をどれでもいいので手に取ってみてください。
▼転職を考えてる方はこちらもどうぞ