転職を考えてる人が利用する転職エージェントですが、最近では利用するのも当たり前になってきました。
転職エージェントは上手く活用すれば、自分一人で進めるより、転職成功の確度を高めてくれます。
でも、中には転職エージェントから求人の紹介がない人がいるんですよね。
「あれ、登録したのに全然紹介されないな…」
そのように感じてる方がいたら、この先紹介するいずれかに該当してるかもしれません。
この記事では、人材会社で勤めていた経験も踏まえて、求人の紹介がない人の特徴を紹介します。
せっかくエージェント登録したのに求人紹介されない人は、参考にしてみてください。
目次
転職エージェントも人を選んでいる
求職者側が企業や転職エージェントを選ぶように、転職エージェントもこの人が本当にキャリア支援するに値するかどうかっていうのを見ています。
それは、経歴やスキルもありますが、それと同じくらいに人間性も重視しています。
転職エージェントはボランティアではなく、ビジネスでやってます。
企業に信用できない人や人間性の低い人を紹介してトラブルが起きたら、そのエージェントやコンサルタントが信頼をなくすことに繋がりかねません。
転職エージェントは企業に求職者を紹介し、その人の転職が決まったら企業から対価としてフィーをもらっています。
例えば、年収400万もらえることが確定した人を転職させたら、
年収400万×0.3=120万円
みたいな感じです。
企業からお金をいただく以上、それに見合った人を紹介しようとするのは当たり前の話です。
転職エージェントに登録しても求人を紹介されない人の特徴4つ
具体的にどんな人が転職エージェントに求人を紹介してもらえないのか、詳しく紹介していきます。
約束を守らない人
当たり前の話ですが、良い大人でもこれができない人が結構いて驚きました。
普通の人間関係に置き換えてみてください。約束を守れない人は信用なんてできませんよね?それと同じです。
例えば、
- 転職エージェントとの面談や企業と面接を何度もリスケする
- 依頼事項を期日までにやらない
- 面接にドタキャン(一発アウト)
など。
挙げればキリないんですが、実際にこういった求職者の方を人材会社にいた時に見てきました。
度が行き過ぎると、信用を無くします。こういう人たちは転職エージェントからすると、「この人は信用できないな…」って思われるだけです。
ブラックリストに載り、求人の紹介をされなくなりますので気を付けてください。
社内で他のキャリアコンサルタントが見ても分かるように、すぐ共有されます。
ぼくがいた会社では、すぐメールで情報共有されてましたね。
求人の紹介を何回お願いされても、やんわりと断わられるだけです。
転職エージェント側からすると、本気で転職する気あるのかって思っちゃうわけです。
他責思考の人
これは、特に20代の人に多いなという印象を受けます。
かくいうぼくも恥ずかしながら、過去に面接の合否のフィードバックで、「転職理由が他責に感じた」という理由で落とされたことがありました。
会社で嫌なことや不満があると、何でもかんでもすぐに環境や人のせいにして、外に目を向ける人は要注意です。
世の中に完璧な人がいないように、完璧な会社もいません。
もちろん、ブラック企業などは別です。でも、そうではない場合、不満や課題に対して少しでも改善しようと動いた人とそうでない人では、転職エージェントからの評価が全く違います。
残念ながら、後者の人は魅力的に映りません。
企業や転職エージェントからは、「あ、この人またすぐ辞めるな」「何でも環境や人のせいにするんだな」と思われる可能性が大きいです。
今まで何かのせいにしがちだった人は、問題や課題だと感じてることに本当に向き合ったかどうか、まずは自己を省みることをおすすめします。
経歴が細切れ、ブランクが多い人
年齢の割に転職回数が多い人や理由もないブランクがある人は、紹介される求人が少なかったりします。
転職が当たり前になってきたからと言っても、日系企業の大半はまだ「一社で長く働く人が尊い」って考えが根強いんですよね。
企業によっては、明確に転職回数の制限を設けてる企業もあります。
これは、大手企業に多い傾向があります。
一般的には、20代の人は転職回数2回まで、30代の人で3〜4回までで、これを超えると多いと言われています。
ただし、これは業界や職種にもよるので、回数が多いからって絶対不利ってわけじゃありません。
特に、IT・Web業界やベンチャー、スタートアップ企業なんかは緩い印象を受けます。
そのため、受ける業界や企業、またはその転職エージェントが保有している求人との相性によってはなかなか紹介されないこともあります。
これはぼく自身が1社目を辞めた時に感じたことでもありました。
ぼくも経験しているので悲観する気持ちは理解できますが、この場合はその転職エージェントに拘るのではなく、他の転職エージェントを利用すれば変わる可能性があります。
希望・条件が厳し過ぎる人
絶対に譲れないものはあっても良いんですが、あれもこれも言うのはただのわがまま。
下手すると、そもそもそんなわがまま言う程の経験とスキルあるのかって思われます。
今回の転職で叶えたいことがあるいくつかあると思いますが、その中でまず優先順位を決めてください。
たまに、「残業なし「年収は◯◯万以上」「大手企業のみ」「福利厚生が充実」のように、自分の希望しか言わない人がいます。
もちろん、希望を伝えるのは良いのですが、その中でも絶対譲れないものが何なのか(理由も含めて)を伝えないと、自分を分かってないと思われる可能性が高いです。
大切なことは、妥協できるものは何なのか、なぜその条件にこだわるのかってこと。
あまりに厳し過ぎると、サポートが難しくなってしまいます。
転職エージェントは無料で利用できるけど、ボランティアではない
色々書きましたが、別に難しいことは何もありません。ただ、ちゃんとやるべきことをやっていれば問題ありません。
転職エージェントもボランティアじゃなくビジネスでやっていることを念頭に置いてもらえればと思います。
人間性に問題ある人や信用できない人を紹介して問題が起きたら、クライアント企業の信用を失います。
その点に注意して、転職エージェントを利用しましょう。
▼ぼくが2回の転職で利用した転職サービスをまとめたので参考にしてください