- 自分のスキルに自信がない
- 面接でアピールできることなんてない
- 接客してやってなくて、何をアピールしたらいいか分からない
こんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
ぼくも新卒1年目でグランドスタッフから異業界に転職したので、悩む気持ちは分かります。
しかし、少なくとも第二新卒や20代ならスキルや経験は気にしなくてもいいですし、キャリアチェンジも十分可能な年齢です。
この記事では、グランドスタッフの強みやアピールポイントすべきこと、転職方法について詳しく紹介していきます。
目次
グランドスタッフの強みって何?
グランドスタッフの業務で学んだ知識や経験は、他の業界では活かしにくいのは事実です。
旅行業界やホテル業界などの接客の仕事なら活かせますが、今回は一般企業に転職する場合を想定して話を進めていきます。
グランドスタッフは、以下のような強みがあると思います。
- スピード感を持った対応力
- 臨機応変な対応力
- フットワークの軽さ
- 体力
- ストレス耐性
- 正確性、緻密さ
- 英語などの語学力
もちろんグランドスタッフ経験者全員が、上記全てのスキルや能力を兼ね備えているわけではないでしょう。上記の中で2個くらいアピールできることがあれば問題ありません。
より具体的に自分の強みが知りたい人は、転職サイトのリクナビNEXTに登録するとできる、グッドポイント診断を試してみてください。
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登録後に、自分の強みベスト5とどんな仕事に向いているのかなど適性が分かります。
中途採用の面接では、就活の時より突っ込んで強みを聞かれることが多いです。自分の強みが明確に言えない人は、面接前に必ず準備しておきましょう。
自己分析の一環としておすすめのツールです。
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グランドスタッフの強みをハードスキルとソフトスキルに分けて考えよう
スキルには大きく分けて、ハードスキルとソフトスキルの2つがあります。
ハードスキルとは、目に見えて評価しやすい専門的なスキルのことを指します。
例えば、以下のようなスキルです。
- 財務や会計の知識
- プログラミング
- マーケティング
- 語学力
- 営業力
逆に、ソフトスキルは、定量的に評価しにくいスキルを指します。ヒューマンスキルと言うこともあります。
例えば、以下のようなスキルです。
- コミュニケーションスキル
- 論理的思考力
- マネジメントスキル
- 継続力
- タスクマネジメント
どちらが良い悪いではなく、両方兼ね備えている必要があります。
ただ、残念ながらグランドスタッフの場合、ハードスキルが専門的なので語学力以外は他の業界や職種では活かしにくいんですよね。
グランドスタッフ経験者が転職する場合は、ソフトスキルを上手くアピールするのが得策です。
英語力に自信があり、次も英語を使う可能性があるのであれば、英語力をアピールするのはありです。
以下の記事で、グランドスタッフの強みや経験が活かせる仕事を紹介しているので、参考にしてみてください。
グランドスタッフやCAから事務系(オフィスワーク)職種の転職で、経験や強みが生かせる仕事6選
グランドスタッフから異業界に転職する人がアピールすべきこと
これが正解というものはありませんし、どの職種に就こうとしてるのかもよりますが、ソフトスキルである程度他の仕事にも通用する汎用性のあるスキルをアピールすることをおすすめします。
これから紹介するものの中で、自分に合ったものをアピールしてください。
あくまで一例なので、自分の経験談を踏まえながら参考にしてみてください。
スピード感を持った対応力
グランドスタッフの仕事は、常にタイムプレッシャーと戦いながら定時出発に向けて周りと連携を取りながら日々業務にあたってますよね。
そのため、スピード感を持った対応には自信がある人も多いんじゃないでしょうか。
これは、仕事柄嫌でもやらざるをえないので、誰でも強みになってると思います。
スピード感はないよりあった方がいいですし、他の仕事でもある程度必要になってきます。
企業の採用ページや求める人物像にスピード感というワードがあれば、積極的にアピールすると刺さります。
特に、スピード感はベンチャー企業が好むワードで、求める人物像に記載されているのをよく見かけるので、参考にしてみてください。
臨機応援な対応力
グランドスタッフは、日々老若男女、国籍問わずさまざまなお客様の接客・対応に追われていると思います。
中にはクレーマーみたいなお客様もいて、時には殺意が芽生えることもありましたが笑、本当に大変ですよね。
良く言えば、刺激的で飽きないと思いますが…。さまざまな接客や対応をしてきた中で、
「どんな風に工夫して接客していたか」「イレギュラーな対応時に何に気を付けていたか」など、何かしら語れることがあるはずです。
この辺りに自己アピールできるネタがあると思います。
グランドスタッフの経験は、同じ接客業や営業、事務系の仕事でも生かせます。
正確さ
正確さはグランドスタッフに求められる資質でもありますが、渡航書類に不備はないか、お預かりする荷物の重量の確認、その他にも確認が発生する業務が多いですよね。
それもタイムプレッシャーのかかる中、迅速且つ正確に対応しているので、自然と身についている人も多いかもしれません。
自分ではそうは思わなくても、普段の業務に慣れて、気付いてないだけの可能性が高いです。
正確性や緻密さは、他の仕事だと経理のように数字を扱う仕事や細かい作業が多い仕事では活かす機会が多いでしょう。
英語力
英語力は上で書いたハードスキルにあたりますが、人によってはこれは強力なアピールになります。
業務上英語に触れる機会も多いですし、個人的に頑張って勉強されている人もいると思います。
ただ、英語力は強みではあるのですが、これは残念ながら全ての人がアピールできるものではありません。
たとえTOEIC900超えで英語を流暢に話せたとしても、志望している会社で英語を全く使う機会がなければあまり意味がありません。
英語力をアピールしても良いのは、次の職場で英語を使う場合だけです。
例えば、以下のような仕事です。
- 英語を使う環境で働く可能性が高い職場(主に外資系企業)
- 秘書(英語を使う場合)
- 通訳や翻訳
- 英会話の講師
それ以外の人は、資格欄に書く程度に留めておきましょう。英語以外の語学でも考え方は同じです。
グランドスタッフが転職でアピールする時のポイント
次に、グランドスタッフの人が転職の面接でアピールする時のポイントを2つ紹介します。
職種によって強みを使い分ける
強みは、職種によって使い分けてアピールできると良いですね。
本来なら、
「IT企業でエンジニアとして3年経験を積んで、〇〇と〇〇できることが強みです」
「営業で新人賞取り、販路開拓に貢献しました」
みたいに言えることが理想なんですが、正直グランドスタッフは大変な割には、あまり市場価値の観点から言うと評価されにくいです。
上で書いた強みは一例なので、参考にしてもらえればと思いますが、自分が就きたいと思っている職種によってもアレンジしてみてください。
また、アピールする時は、“なぜそれが強みと言えるのか?“といった具体的なエピソードを話せるようにしておきましょう。
例えば、周りから評価されたことやお客様に褒められたことなど、大きなことでなくても大丈夫です。
内容に困っている人や上手くまとまらないと悩んでいる人は、転職エージェントに相談すれば、キャリアコンサルタントが履歴書や職務経歴書の添削までしてくれます。
考えていることを整理してくれるので、すっきりしますよ。
その業界や職種に必要な知識はできる限り勉強する
もし自分が入りたい業界や就きたい仕事があるなら、できる範囲内で構わないので、その仕事に必要な知識を勉強しておくと面接時に意欲や熱意をアピールできます。
未経験の転職であれば尚更です。経験者との差を少しでも縮めるなら、これくらいはむしろやっておかないと厳しいです。
例えば、事務系(オフィスワーク)の仕事に転職するなら、「ブラインドタッチをできるようにしておく」「最低限のOAスキルを身に付けておく」とか。
書店に行けば本なんていくらでも売ってるし、ネットでも調べたり、無料で練習できるサービスもあります。
未経験の転職では、足りない知識やスキルを補うために学習しておくと、面接官からすると向上心があると思ってもらいやすいです。
特に第二新卒で転職する人は、半分新卒みたいなものなので、転職理由と意欲がちゃんと伝われば、現状のスキルはそこまで気にする必要はありません。
それよりも熱意や意気込みの方が大切です。
グランドスタッフから転職を考えているなら転職エージェントを利用しよう
グランドスタッフを辞めてを転職を考えているなら、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用するメリットは以下の通りです。
- 転職サイトには載ってない非公開求人を紹介してもらえる
- 書類添削や面接対策をしてくれる
- お見送りになった時に企業からフィードバックをもらえるので、次の選考に生かせる
- 内定時に年収交渉をしてもらえるので、年収を上げやすくなる
転職サイトだけでなく、転職エージェントも並行して利用することで転職の成功確度が高まります。
最後に、グランドスタッフの方におすすめの転職エージェントを紹介するので、活用してみてください。
それでは、転職エージェントを活用して良い転職ができることを願ってます!
※紹介している転職エージェントに関しては、コロナの影響で全てオンライン面談が可能です。