転職活動も無事終えて、ほっと一安心。
そんな気持ちの人もいるかもしれませんが、本番はこれからです。
転職することが目的ではなく、転職先で自分の成し遂げたいことや叶えたいことがあったから転職に踏み切ったはずですよね。
それなのにせっかく転職活動は上手くいったのに、転職後に失敗してしまう人が意外といます。
これでは転職する意味がない。 たまに就職と転職を同じように見ている人もいますが、似て非なるものです。
この記事では、これから転職する人が転職先で気を付けるべきことやこれから転職する人にぴったりなおすすめ本を紹介します。
目次
転職してからが本番だということを忘れずに
転職先が決まると期待と不安の両方の気持ちになると思いますが、転職がゴールではありません。
あくまでも転職してからが本番です。それを念頭に置いてください。ここで墓穴を掘ってしまうと、あなたの評価が覆るのは厳しくなります。
「採用は失敗だったな」と思われかねません。あなただってせっかく苦労して転職を勝ち取ったのに、そんな風に思われたくないでしょう。
転職先で、自分の力を発揮して成果を出すのはもちろん大切ですし、その気持ちは持っておくべきです。
ですが、その前に転職先で押さえておかないといけないポイントがあるので、もったないことをしないように注意してください。
転職する人が転職先で初めに気を付けるべき3つのこと
前職と比較する
前職との比較は、気付かないうちにやってることが多いので、注意して欲しいです。
「郷に入れば郷に従え」って諺があるように、前職と転職先を比較するのはNGです。たとえ同業界であってもです。
その会社には、その会社のルールややり方があるからです。 前職のことを忘れろとは言いませんが、前職のことばかり話してると周りはどう思うか考えてみてください。
きっと、「じゃあ、なんでお前転職したんだよ」って思われて煙たがれるだけです。そうなると、自分が困った時に助けてもらえなくなります。
あまりに問題あることを除き、もし改善した方がいいと思うことがあれば、前職のことは比較せずに話すことです。
少し職場に慣れた頃を見計らって、話をした方がいいです。
自分のやり方に固執する
実績のある人に多いケースですが、自分のやり方が転職先で通用するとは限りません。
特に、異業界へ転職する人は、まずは初めのうちは周りの人のアドバイスや忠告を守りながらやっていった方がいいです。
もちろん、前職で培った経験やスキルがあれば存分に生かして欲しいのですが、自分のやり方に拘りすぎるのは良くありません。
そこで自分のやり方に拘り、忠告や指摘されたことを直そうとしない人は「ただの頑固者の扱いにくい奴」というレッテルを貼れてしまいます。
そうなれば成長も止まるだけでなく、周りからも見放されるかもしれません。働きやすい環境を整えるのは自分自身だということを念頭に置きましょう。
同い年や年下の人にいきなりタメ口で話す
タメ口で話すのは、会社のカルチャーや相手との関係性にもよるので一概にNGとは言いません。
ですが、やはりいきなりタメ口で話すのは心象があまり良くりません。そのため、たとえ相手が同い年や年下であっても初めは控えた方が無難です。
これは、どんなに能力やスキルが高かろうが関係ありません。
もちろん、部下を持つ役職に就かれる方や相手が許してる場合などは別ですが、役職が就かないメンバーで転職される方は、初めのうちは全ての人に敬語を使って話した方がいいかと思います。
相手との信頼性が築けてきたら、タメ口で話すようにしていきましょう。くれぐれもいきなりタメ口で話さないように注意してください。
転職先で墓穴掘らないために、これから転職する人におすすめの本
これから転職する人には、千田琢哉さんの『転職1年目の仕事術』という本を読むことをおすすめします。
この本を読み、書いてる内容を忠実に守れば墓穴は掘らなくてすみます。
ぼくも初めての転職前に、この本を買って転職に備えました。
恐らく、これを読んでなければ色々やらかしてたかもしれません。
この本には、出社初日の挨拶や出社時間のこと、仕事の取り組み方など意識して行動に移し、なるべく早めに馴染めるように努めてました。
転職先が決まってから転職する前の心構えから、転職初日~転職後3ヶ月までにすべきことや注意点などが、フェーズ毎に書かれています。
この本を読めば、最低限やってはいけないことや転職者がやりがちな失敗は未然に防げます。
転職1年目の人は、たまに読み返して本に書いてるあることが本当にできているか、チェックしてみてください。
どんなに仕事ができても、人間性が低い人とは一緒に仕事をしたいとは思わないですよね。
自分が働きやすい環境を作るのは、結局自分次第です。
この記事が、これから転職される方の参考になれば嬉しいです。
▼転職しても市場価値は常に把握するように努めましょう