前から疑問に思ってることがあるんですが、有給取るのに理由が必要なのって変じゃないかってことです。
だって、一定の労働時間を超えて働いている人全員に与えられる権利なわけだから、いちいち理由なんて取る必要あるの?って思います。
あ、一応誤解のないように言っておきますが、別に好き勝手にいつでも取っていいとは思ってないですからね。
そうではなく、なんで有給を取るのに気を遣ったりしないといけないかのかと。それが疑問で仕方ないんですよ。
日本の有給消化率が、先進国の中でかなり低いことはご存知かと思います。
引用:マイナビニュース
上のサイトにもあるように、2016年の有給消化率は先進国の中で最下位。こんな不名誉な順位が何年も前から続いています。
最近は、有給取得を奨励する企業も増えてきましたが、それもまだ一部の企業での話。
これから変わってくるのかもしれませんが、全体に浸透するのには時間がかかるし、いつになるのか分かりませんね。
目次
有給を取るのに理由なんてそもそもいらないでしょ
ぼくが前職で働いていた時の話なんですが、有給を取ろうとしたら理由を聞かれたことがありました。
面倒だったので、その時は適当に法事と言って誤魔化しましたが、内心ではなんで理由を聞かれなきゃいけないのかって不思議で仕方ありませんした。今思うと堂々と取れば良かったんだけど。
中には、かつてのぼくのように有給を取る時に理由を聞かれるような会社で働いている人もいるかもしれませんが、本来有給取るのに理由なんていらないはずです。
別に悪いことしているわけでもないし、「取りたいから取ります」じゃダメなのかって。
もちろん、自分の都合で好き勝手に取っていいとはさすがに思いません。繁忙期は避けたり、組織で働く以上は最低限周りのことを配慮した方がいいと思います。
ですが、それらを踏まえた上で、有給を取るのに理由を聞かれるのは何だか違和感を感じるんですよね。
理由が必要ってことは、内容によっては却下されるってことでしょうか?
普通に考えて、有給申請時に「明日は家でゴロゴロしたいから…」、「友達と遊ぶから…」、「旅行をしたいから..」なんて本当のことを伝えなきゃいけないなんて、バカげてるって話です。
本来、こういった理由でも全然良いと思っていますが。
有給申請時に理由を聞かれるから、みんな煩わしくなって有給を取ろうとしなくなったり、あきらめて取らないからいつまで経っても日本の有給消化率はワーストから数えた方が早いのだと思います。
働きにくさを感じて辞めていく人が増えていくだけ
有給を取ろうとしているのに取らせようとしなかったり、いちいち理由を聞いてくるのっておかしいと思っていますが、こんなのは完全に会社側の都合ですよね。
一方で、理由なしに取れる会社だってあります。
前者のような会社に優秀な人がいても、そういう人から会社を辞めていくだけじゃないでしょうか。みんな働きにくさを感じて。
それって機会損失だし、会社にとっても良いことなんて何一つないはずなのに。
いちいち理由聞いてくるような会社は、古い体質の会社なのかもしれないので、無理してこういう会社で働く必要はないと思いますけどね。
有給を取りにくい会社で働いているなら、仮病を使って休んでも罰は当たらない
この記事読んでる人の中には、有給が取りにくい会社で働いている人もいると思います。
そんな会社はさっさと辞めて転職するのも一つの手ですが、現実的にすぐそれができない人もいるでしょう。
その場合、定期的に仮病や法事など何か適当な理由をつけて有給を使うと良いと思いますが、それすらも難しそうであれば、せめて会社を辞めるタイミングで使い切りましょう。
わがままでもなく、負い目を感じることでもなく、有給は権利ですから。
たまに有給消化せずに辞める人もいるのですが、こんなもったいない話はないですからね。お金を溝に捨てるようなものです。
やましいことや悪いことをしているわけでもないのだから、せめて最後くらいは堂々と使ってほしいと思います。
それで文句を言われるようなら、労働組合や労働基準監督署に相談するのも手ですが、働きにくいと感じるなら転職も視野に入れましょう。
有給が取りにくいってことは、社員の休みに関して寛容とは言えません。
もちろん有給だけで働きやすくなるとは思いませんが、それでも会社で働く一人でも多くの人が堂々と有給を取れれば、少しは働きやすくなるんじゃないかと思います。
▼働きにくさを感じるなら転職も視野に入れてみてください